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商品説明
近現代の神道的な形式による天皇墓は、他の時代の天皇墓と比較して明らかに異質である。これは前近代の再編成なのだろうか、それとも前近代との断絶なのだろうか。本書は、文献資料はもちろん、考古資料・民俗資料をも利用し、さらには武士墓や庶民墓などとも比較しながら、古代から近現代にかけての天皇墓の全体像を通史として叙述する。天皇墓の変遷をたどることにより、その変容の意味や政治と民俗との相関関係を考える。
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収録内容
1 | 序―天皇墓の課題と比較史の方法 |
2 | 1 古代―火葬墓制の形成 |
3 | 2 中世―天皇の「西方極楽」往生(1) |
4 | 3 近世―天皇の「西方極楽」往生(2) |
5 | 4 天皇墓の明治維新―神道式跪拝への転換 |
6 | 5 近現代(1)―神葬祭の様式的完成 |
7 | 6 近現代(2)―近現代天皇墓の完成 |
8 | 結―政治と民俗 |