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商品説明
石川啄木の名は知っていても土岐善麿(哀歌)の名を知っている人はすくない。実は哀果は啄木をこの世に初めて紹介した人物であり、哀歌がいなければ啄木の今日はなかった。本書は哀果が啄木と出会い、新しい文芸誌『樹木と果実』を出そうと意気投合し、いくつかの難問に遭遇し、啄木は失意の内に亡くなったあと、その意志をついで文芸誌『生活と芸術』を刊行するまでの物語である。そして啄木の名を全国に知らしめた哀果の編んだ『啄木全集』に至る過程を加えている。
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収録内容
1 | 1章 幻の『樹木と果実』(啄木を支えた三人の男たち |
2 | 土岐哀果 ほか) |
3 | 2章 啄木の死とその後(病床の呻吟 |
4 | 啄木の死 ほか) |
5 | 3章 『生活と芸術』創刊(『樹木と果実』以後 |
6 | 『近代思想』と哀果 ほか) |
7 | 4章 哀果が編んだ初の『啄木全集』(初の『啄木全集』の刊行 |
8 | 哀果以降の『全集』) |