商品説明
2016年、演劇の巨人が相次いで亡くなった。この二つの死は、現代演劇の大きな時代の終焉でもある。しかしながら、オマージュや想い出話ばかりが語られ、二人の演劇的評価については、むしろ沈黙が続いている。とくに蜷川については、“ホメ殺し”の状態といっても過言ではない。本書は、生前の二人へのインタヴューや対談をも収録し、その歴史的意味を探るものである。
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収録内容
1 | 第1部 蜷川幸雄(蜷川幸雄を追悼する |
2 | 蜷川幸雄と/を語る |
3 | 劇評と書評) |
4 | 第2部 松本雄吉(松本雄吉を追悼する |
5 | 松本雄吉と/を語る |
6 | 劇評) |
7 | 第3部 蜷川幸雄/松本雄吉の死を超えて(対談:前衛の継承―切れてつながる やなぎみわ×西堂行人 |
8 | 大きな時代の死を超えて―やなぎみわとの対談を終えて) |