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商品説明
西行や種田山頭火のように放浪者であり、鴨長明や尾崎放哉や永井荷風のように単独者であった車寅次郎。すぐ恋に落ち、奮闘努力するもズッコケ続きで、高倉健の演じる役とは対照的な男―。なぜ、彼はかくも日本人を惹きつけるのか?リアルタイムで「男はつらいよ」全作品を見続けた著者もまた旅に出て、現代ニッポンのすみずみで見つけたものとは。寅さんの跡を辿って“失われた日本”を描き出すシネマ紀行文。
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収録内容
1 | 沖縄のことも何も知らなかった |
2 | すべては柴又に始まる |
3 | 京成金町線を行き来して |
4 | 寅が福を運んだ網走 |
5 | 奥尻島「渥美清がうちに来るなんて」 |
6 | 寅と吉永小百合が歩いた石川、福井 |
7 | 会津若松から佐渡へ |
8 | 木曽路の宿場町 |
9 | 瞼の母と出会った京都 |
10 | 岡山の城下町へ |
11 | 播州の小京都と大阪へ |
12 | 寅が祈った五島列島 |
13 | 伊根の恋 |
14 | 「さくら」も旅する |
15 | 「渡世人」の迷い |
16 | 九州の温泉めぐり |
17 | 加計呂麻島で暮す寅とリリー |