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商品説明
子どもはつらさにどう対処しているか。心から離れない罪悪感にどう向きあったか。うまくいかない母娘関係を和解に導いたものは?誰もが人生のどこかでつまずき、つらさを乗り越える困難と向き合う。そんな時、何が生きる力となるのか。心理学者が文学作品、実在の人物の伝記やエッセイから読み解く。
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収録内容
1 | 1章 子どもにとって「想像上の仲間」がもつ意味は何か―六つの文学作品をめぐって(移行対象の機能と意義 |
2 | 想像上の仲間 ほか) |
3 | 2章 罪悪感は何に対してもたれ、償うために何がなされるのか―イアン・マキューアン『贖罪』と中島京子『小さいおうち』(望ましくない行動をした後の行動 |
4 | 望ましくない行動をした時にもたれる罪悪感 ほか) |
5 | 3章 人は何を行動の基準にし、何に救いを求めるのか―遠藤周作の信仰をめぐる六つの小説の変遷(『黄色い人』―「なぜ悪いことをしないのか」「悪いこととは何か」の問い |
6 | 『黄色い人』『海と毒薬』―正しいとされていることへの疑問と「正しさはあるのか」の問い ほか) |
7 | 4章 幼少期に母親との関係が悪かった娘は、その後どうなるのか―マリア・カラスと佐野洋子の場合(マリア・カラスの場合 |
8 | 佐野洋子の場合 ほか) |
9 | 5章 なぜ高村智恵子は精神的に破綻したのか―立ち直った二事例と比較して(智恵子の生涯 |
10 | 智恵子の精神的破綻をもたらした要因 ほか) |