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商品説明
あるものを発生させる力というのは、その発生自体が目的で終息するわけではない。発生した後もその力は一つの傾向を保ち、発生させたものの変化を促し続けるのである―。古代人が諺や枕詞、呪詞に顕した神意と神への信頼を、折口は「生命の指標(らいふ・いんできす)」と名づけ、詩歌や物語の変遷を辿りながら、古代より脈打つ日本文学の精神を追究する。生涯にわたり書き改め続けた貴重な論考。
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収録内容
1 | 詞章の伝承 |
2 | 文学様式の発生 |
3 | 律文学の根柢 |
4 | 声楽と文学と |
5 | 小説戯曲文学における物語要素 |
6 | 文学と饗宴と |
7 | 異人と文学と |
8 | 翁舞・翁歌 |
9 | 日本文学の内容 |
10 | 日本文学発想法の一面―誹諧文学と隠者文学と |
11 | 笑う民族文学 |