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漱石の個人主義 自我、女、朝鮮

関口すみ子/〔著〕

2750円
ポイント 1% (27p)
発売日 2017年06月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2106326
JAN/ISBN 9784875253334
メディア 本/雑誌
販売海鳴社

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

江戸から帝都東京へ―精神的・社会的怒濤の時代に「個人主義」を掲げ、自己・他者・社会を文学を通して追求・表現した漱石。その作品群を読み解く。「韓国併合」前後の漱石の動きについても、新たな見方を提示。

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    収録内容

    1 第1部 私の個人主義―私は私自身を代表している(「文鳥」「夢十夜」「心」から探る“意中の人”―「それから」の前夜
    2 楠緒・保治・金之助―テキスト外のこと
    3 愛せない男―市蔵(「彼岸過迄」)の燃えない愛と燃え上がる「嫉妬心」
    4 「行人」―猜疑の拡散と、震源地・愛嬌のない女
    5 「現代の青年に告ぐ」から「先生の遺書」へ―「野分」と「心」の間
    6 「道草」等に見る、子どもに対する精神的虐待の諸形態)
    7 第2部 漱石とその時代―性別・階層・国の壁(「三四郎」の“絵を描く女”と野上弥生子の「明暗」
    8 幸徳秋水(「それから」)・満韓遊歴(「韓満所感」「満韓ところどころ」)・安重根―漱石が一九〇九年から一九一一年にかけて経験したこと
    9 進化する「細君」―「野分」「門」「道草」から「明暗」へ
    10 持たざる者と持てる者―「明暗」の人々)

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