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商品説明
信州小布施・岩松院の天井絵「八方睨み鳳凰図」。葛飾北斎最晩年の大作とされているが、八十九歳にもなる北斎にできたとは考え難い。北斎の娘応為だ、北斎を庇護した地元の画家高井鴻山だ、いや、北斎の弟子の為斎だと候補のあがる中、まったく異色の人物が浮かび上がってきた。左甚五郎の作として有名な日光東照宮の眠り猫。意外にも江戸時代には話題にもされておらず、注目されだしたのは幕末から明治の初めにかけてだった。不思議なことに、ここで浮かんできたのが、あの小布施で天井絵を描いた思いもしない男だった。通説に挑む迫真の歴史ルポルタージュ。
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収録内容
1 | 小布施岩松院天井絵の謎(北斎の町、北信州の小布施とは |
2 | だれが描いた「八方睨み鳳凰図」) |
3 | 付 日光東照宮眠り猫の謎(眠り猫は本当に左甚五郎の作なのか |
4 | 眠り猫にもちらつく作十郎の影) |