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叢書『アナール1929-2010』歴史の対象と方法 5 / 原タイトル:Anthologie des Annales 1929-2010

9680円

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「歴史学の危機」と、その後。「構造」「数量」「心性」という従来の歴史叙述の柱が再検討に附されたのち、歴史学はいかなる「批判的転回」を迎えたのか。表象、行為者、ミクロなどの対象に再注目した、R・シャルティエ、F・アルトーグ、M・オズーフ、J‐C・シュミットらの論文を収録。

1	マレー半島における時間と空間の概念(一九八六年)
2	世論の誕生―アンシァン・レジーム期の政治と世論(一九八七年)
3	工場労働者の空間と経歴―二十世紀前半のトリノの場合(一九八七年)
4	政治と社会―ファシスト・イタリアとナチス・ドイツにおける権力の諸構造(一九八八年)
5	表象としての世界(一九八九年)
6	沈黙、否認、寓話化―ポルトガル文化におけるアルカセル・キビール大敗北の思い出(一九九一年)
7	時間と歴史―「フランス史をどう書くか」(一九九五年)
8	イマーゴの文化(一九九六年)
9	共和国理念と国民の過去についての解釈(一九九八年)
10	身体、場、国民―フランスと一九一四年の侵攻(二〇〇〇年)
11	世界と国民の間―アジアにおけるフェルナン・ブローデル的地域(二〇〇一年)
12	中国における正義の意味―新たな労働権を求めて(二〇〇一年)
13	自然の人類学(二〇〇二年)
14	指揮者―権力の実践と政治的隠喩(二〇〇二年)