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商品説明
ふたりの原稿の下には「禁秘」がある。そこには毒が仕込まれている。出自にからむあれこれがあり、卑下のなかに虚栄が香り、したたかな戦略もまた見え隠れ。そうした暗部にためらわず手を突っ込み、つかみあげたい―。引用な模倣に目を配り、その有様を具体的に検証することから、創造の原理を考える。
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収録内容
1 | 第1章 原稿の下に隠されしもの―遠藤周作から寺山修司まで(遠藤周作から |
2 | 寺山修司へ) |
3 | 第2章 無名時代の寺山修司―「チェホフ祭」に至るまでの文学神童の歩み(小学校時代(昭和十七年~二十三年) |
4 | 中学時代(昭和二十三年~二十六年) ほか) |
5 | 第3章 遠藤周作の秘密―年譜から見えてくるもの(秘密の真価 |
6 | 秘密の淵源 ほか) |
7 | 第4章 測深鉛をおろす―遠藤周作訳『テレーズ・デスケールー』を繰る(惚れこんだ作品 |
8 | 愛人訳の背景 ほか) |