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商品説明
落語の解釈は本来、聴き手にゆだねられるものだが、演者自身はどういう思いで語っているのか。あらすじとともに、演者目線の落語の見方や醍醐味を紹介。オチや名シーンで発せられる台詞を軸に、その噺の肝を独自に解釈し、わかりやすく説明する。芝浜、心眼、文七元結...よく知られる噺も「そんな見方があったのか」と新しい発見をして、さらに深く味わえる!文庫書き下ろし。
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収録内容
1 | 第1章 しみじみ編(「よそう。また夢になるといけねえ」―芝浜 |
2 | 「治兵衛さん、ゆんべ眠れましたか?」―百年目 ほか) |
3 | 第2章 すかっと編(「あたしゃ、鬼になるよ」―文七元結 |
4 | 「てめぇんとこのこんにゃく、十丁で幾らかって聞かれたから、高ぇとは思ったけど五百って言ったら、しみったれた野郎じゃねえか、三百に負けろってぇから、あかんべえをした」―こんにゃく問答 ほか) |
5 | 第3章 ゆったり編(「大家といえば親も同様、店子といえば子も同様」―らくだ |
6 | 「おとっつぁん、こんなにたくさんもらっていいの?あたい、お釣り、ないよ」―子別れ ほか) |
7 | 第4章 じんわり編(「目が見えねぇてぇなあ、妙なもんだ。寝ている間はよーく見える」―心眼 |
8 | 「売る奴が利口で買う奴がばかなんだな」―かぼちゃ屋 ほか) |
9 | 第5章 あざやか編(「俺は平気だったけど、石川五右衛門は、さぞ熱かったろうな」―強情灸 |
10 | 「さんまは目黒に限る」―目黒のさんま ほか) |
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