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商品説明
日本のポーランド史研究を代表する井内敏夫の下で育ったロシア・東欧史研究者が、近世史と近現代史を架橋し、国家構造と国民・民族・エトノスとを両輪のごとく論じることを通じて、現代歴史学の諸課題への応答を試みる。
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収録内容
1 | 東欧史研究の諸潮流と井内史学 |
2 | 第1部 国家と政治社会(中世後期のバルカン半島中部・西部におけるインムニテート特権と土地領主制 |
3 | 近世礫岩国家と近代国民国家のあいだ―ハプスブルク朝ハンガリー王国の国家概念史的分析 |
4 | ロシア正教会の司祭―下位聖職者と教会革新派 |
5 | 地方経営問題評議会付属情報課の活動(一九〇八‐一七年)―帝政ロシアにおける政府・地方自治体関係の一側面) |
6 | 第2部 国民・民族とマイノリティ(黒海北岸のドイツ人とユダヤ人入植者―一九世紀ロシアにおけるユダヤ人とドイツ人の「共生」 |
7 | 二〇世紀初頭のスロヴァキア語印刷メディアによる「国民化」の展開―スロヴァキア国民主義系新聞『スロヴァキア週報』の分析から |
8 | オーストリアにおける「ドイツ人学校協会」の活動(一八八五‐一九一〇年)―衰退から「再生」まで) |
9 | 第3部 国家と表象・記憶(ロシア皇帝アレクサンドル一世と「市民ミーニンとポジャルスキー公の像」(一八一八年) |
10 | エストニア史学史における一九〇五年革命―歴史家に見る社会的記憶化と忘却に関する一考察 |
11 | 『ロシア』(一九一三年・一九一七年)からみるオットー・ヘッチュのロシア論―ドイツ保守派による親露主義の一例として |
12 | ポーランドの高校歴史教科書からみた近世ポーランド・リトアニア共和国―第二次世界大戦後歴史教科書の変遷を踏まえた現行教科書の位置づけ) |