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商品説明
中国の近現代史をどう見るか。この問いに答えるには、欧米を中心に展開するグローバルな世界史の変容過程をも視野に入れることが必要だ。強い軍事的、政治的、経済的な圧力の下、中国はどう変わろうとしてきたのか。清末の嘉慶帝から習近平まで、「二〇〇年中国」という独自の視点で歴史的ダイナミズムの源泉をさぐる。
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収録内容
1 | 第1章 「二〇〇年中国」政治のやまなみ縦走(グローバル・ヒストリーとしての「二〇〇年中国」政治 |
2 | 「二〇〇年中国」に埋め込まれた近代ネイション・ステイトの論理と現実 |
3 | 二〇世紀中国における「ネイション・ステイト」の五段階) |
4 | 第2章 積層する政治文化と社会的中間層の蓄積(「伝統層」と「現代層」の複合的一体性 |
5 | 一九八〇年代政治文化の新たな埋め込み |
6 | 社会的「中間層」形成の政治的意味) |
7 | 第3章 政治的委任=代表関係の制度化類型(政治的代表意識の三類型と中国政治 |
8 | 中華民国「総統・議会制」の正統性形成とその矛盾 |
9 | 中華民国国民政府「党国・訓政体制」と憲政) |
10 | 第4章 後発型ネイション・ステイトに見る政治と経済の相互依存性(国家主導型経済と資本主義の三層構造 |
11 | 中華民国国民政府の戦時体制と経済的帰結 |
12 | 「社会主義ネイション・ステイト」の政治的・経済的自立への曲折) |
13 | 終章 二〇〇年をくぐりぬけた中国政治社会(「二〇〇年中国」に埋め込まれた政治的重層性と国際システム |
14 | 「党国体制」内の政治的変容 |
15 | より柔軟な日中相互理解のためのプラットフォーム形成に向けて |
16 | 現代中国理解の断代史的視角) |