本/雑誌
ユダヤ人の起源 歴史はどのように創作され (学芸文庫サ 38- 1)
シュロモー・サンド/著 高橋武智/監訳 佐々木康之/訳 木村高子/訳
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| 発売日 | 2017年07月発売 |
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商品説明
二千年にわたる「追放=離郷」、そして約束の地への「帰還」。このユダヤの物語をもとにイスラエルは建国された。だが、そこに歴史的正当性はあるのか、そもそも、ユダヤ人とは何者か。著者は精緻な検証作業で、イスラエルにおける集団的アイデンティティを根底から突き崩す。民族の神話と出自は近代の創作であると暴露され、現国家に対し再出発を迫る。どうすればイスラエルは未来を拓くことができるのか。タブーを破り、イスラエル本国をはじめ、世界各国で反響を巻き起こした画期的大著、ついに文庫化。
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収録内容
| 1 | 第1章 ネイションをつくりあげる―主権と平等(「用語の検討」―プープル(民族)とエトニー(種族) |
| 2 | ネイション―閉じ込め、境界を定める ほか) |
| 3 | 第2章 「神話=史」―はじめに、神がその民を創った(ユダヤ人の時間の素描 |
| 4 | 「神話=史」としての旧約聖書 ほか) |
| 5 | 第3章 追放の発明―熱心な布教と改宗(紀元七〇年 |
| 6 | 追放なき離郷―不分明な地域における歴史 ほか) |
| 7 | 第4章 沈黙の地―失われた(ユダヤの)時を求めて(「幸福のアラビア」―ヒムヤル王国のユダヤ教への改宗 |
| 8 | フェニキア人とベルベル人―謎の女王カーヒナ ほか) |
| 9 | 第5章 区別―イスラエルにおけるアイデンティティ政策(シオニズムと遺伝 |
| 10 | 「科学的な」あやつり人形と人種差別的な人形つかい ほか) |
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