本/雑誌
一百四十五箇条問答 法然が教えるはじめての仏教 (ちくま学芸文庫)
法然/著 石上善應/訳・解説
1430円
ポイント | 1% (14p) |
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発売日 | 2017年07月発売 |
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商品説明
法然が登場する以前、仏教は驚くことに、一部のエリートのためだけに存在する宗教だった。漢文で書かれた難解な経典が読めること、日常生活を気にせず修行に打ち込めること、が条件だったからだ。しかし実際に苦しみ、救済を必要としたのは、文字も読めない市井の人びとに他ならない。そこで法然は、誰でも、いつでも、どこでも実践可能な「念仏」を柱とする浄土宗を打ち立てた。この『一百四十五箇条問答』は、法然の教えに惹かれながらも、従来の仏教との違いに戸惑ったり、生活を改めなければならないのかと不安に思った人びとの145の疑問に、法然がやさしく答えたもの。浄土仏教や法然その人を理解するための、またとない入門書となっている。
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収録内容
1 | 古き堂塔を、供養し候べきか |
2 | 開眼と供養とは一つ事にて候か |
3 | 『真如観』はし候べき事にて候か |
4 | これは理観とて叶わぬ事にて候 |
5 | 七仏の名号にて、罪は失せ候べきか |
6 | 師の事は疎かならず候 |
7 | 心よく直り候わずとも、念仏ばかりにて浄土へは参り候べきか |
8 | 陀羅尼は潅頂の僧に受け候べきか |
9 | 仏の母を念ずべしと申し候は |
10 | 赤子の不浄苦しからず〔ほか〕 |