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商品説明
中国は儒教の国ではない!道教こそが今でも生き生きと脈打ち、人々から篤い信仰を得ている。「道教がわかれば、中国のことはまるごとわかる」と魯迅は言ったが、中国人の精神構造を知るための鍵は道教なのである。では道教とはなにか?この問いに対する答えは単純ではない。なぜなら、道教は教理、哲学、経典を中心にした宗教体系ではなく、呪術、儀礼、戒律を基礎とした民族宗教であって、文献・資料からだけではその全貌を窺い知ることができないからである。本書では文献による歴史的理解は当然のこととして、東南アジアの華人街の現地調査も踏まえ、中国人のこころの拠りどころとしての「気の宗教」の本質を紹介する。冒頭に初学者のための「道教をめぐるQ&A」を付す。
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収録内容
1 | 道教をめぐるQ&A |
2 | 第1章 さまざまな神々を祀る宮廟 |
3 | 第2章 仙人たちの姿と伝記 |
4 | 第3章 房中術・導引・禹歩―道教に取り込まれる古代の方術(一) |
5 | 第4章 呪言―道教に取り込まれる古代の方術(二) |
6 | 第5章 呪符―道教に取り込まれる古代の方術(三) |
7 | 第6章 煉丹術の成立と展開―外丹の場合 |
8 | 第7章 道教と医薬 |
9 | 第8章 道教の歴史 |
10 | 第9章 日本文化と道教 |
11 | 第10章 現代の道教と気功事情 |