著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
一九七五年一二月四日、ニューヨークの自宅でハンナ・アーレントは急逝した。自室に置かれたタイプライターに残されていた一枚の紙片。そこには三部作をなすライフワーク『精神の生活』の掉尾を飾るはずだった第三部の表題「判断」に続いて、二つの銘が置かれていた。古代ローマの詩人ルカヌスの『内乱』とゲーテの長編詩劇『ファウスト』からの引用―。この二つの銘は何を意味しているのか?アーレントの秘密に迫るスリリングな思想劇!
関連記事
収録内容
1 | 序章 一つの題と二つの銘 |
2 | 第1章 二五歳の選択―ゲンツという名の堤防 |
3 | 第2章 新大陸の余白で―サロ・バロンとシオニズムの帰趨 |
4 | 第3章 森の中の男たち―ブルーメンフェルトの記憶 |
5 | 第4章 盾に描かれた問い―ホメロスから人間の尊厳へ |
6 | 第5章 闇の前―ハイデガーと残された魔術 |
7 | 終章 語りえぬものへ向けて |
カスタマーレビュー
レビューはありません。