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商品説明
世界遺産に登録後、注目を集め、往来の増え続ける熊野。熊野古道や熊野三山を観光する人は多いが、熊野の魅力はそれだけにとどまらない。聖なるもの・俗なるものが混じりあう不思議な伝説があり、古来から続く風習が残るなど、そこには失われた日本の原風景がいまも息づいている。観光では訪れることのない奥地へ自ら足を踏み入れ、語り部たちの言葉を丹念に聞き取り、これまで知られなかった歴史を探り出す。美しい写真とともに、誰も知らなかった熊野の姿をここに開陳。
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収録内容
1 | 第1章 はじめて知った熊野(百夜月 |
2 | 九重―森に広大な棚田が眠る ほか) |
3 | 第2章 祈りの系譜(楊枝―三十三間堂説話変容のダイナミズム |
4 | 謎のミミイシ(耳石)、ミミジマ(耳島)さん ほか) |
5 | 第3章 近代化の果てに(湯峰―豊穣の源となったハンセン病患者 |
6 | 春露童子―黄金の森に生きた鉱夫たち ほか) |
7 | 第4章 熊野を生きる(篭―高齢者が暮らす力 |
8 | 口色川―消費社会からの脱出 ほか) |