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商品説明
「お祖父さん/お祖母さん」は「お爺さん/お婆さん」ではない―。少子化対策等の前提にもなっている、幼い孫の手をひくお年寄りという姿は、もはや当たり前ではない。平均寿命の伸びや晩婚化、性別役割分業の変化などを通して、「祖父母であること」はどう変わってきたのか。ライフコースやジェンダーに着目し、そのリアルな「現在」をとらえる。
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収録内容
1 | 序章 人口・家族変動と「祖父母であること」―「当たり前」のなかの「当たり前でないこと」 |
2 | 第1章 先行研究―二つの変動から考える「祖父母であること」 |
3 | 第2章 ライフコース・アプローチ |
4 | 第3章 祖父母性と人口変動(1)―「お祖母さん」は「お婆さん」ではない |
5 | 第4章 祖父母性と人口変動(2)―祖父母となるタイミングと主観的加齢速度の加速 |
6 | 第5章 祖父母性と家族変動(1)―非干渉原則に対する態度と家継承規範意識 |
7 | 第6章 祖父母性と家族変動(2)―男性稼ぎ主モデルの揺らぎと准親代わり経験 |
8 | 第7章 祖父母性と人口・家族変動の重層的進行―新しい祖父母のスタイルとジェンダーによる複雑性 |
9 | 終章 変容する祖父母性の理解に向けて―「祖父母であること」の今日的困難と可能性 |