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商品説明
米国史上初めての「敗戦」となったベトナム戦争。第二次世界大戦後の世界では「脱植民地化」が大勢となっていたにもかかわらず、ベトナム独立運動が共産主義者に主導されているという「冷戦の論理」で介入したことにその敗因はあった。それに対し米国内の反戦運動は内部に対立や停滞を抱えつつも、「冷戦の論理」を乗り越え、徐々に幅広い統一を実現し、ジョンソン政権を和平交渉に転換させる上で一定の役割を果たした。本書はこの反戦運動の紆余曲折の過程を概観したいと思う。
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収録内容
1 | 今なぜベトナム反戦運動史を再考するのか |
2 | 1 ベトナム反戦運動の始まり |
3 | 2 反戦運動の新たな進展 |
4 | 3 10月21日ペンタゴン封鎖デモと政府内の動揺 |
5 | 4 テト攻勢の衝撃と和平路線への転換 |
6 | 5 ニクソン政権とベトナム戦争の終結 |