商品説明
彼の長編小説から、どんな「雑音」が聞こえるのか?誰もが思っているのに、言葉にされてこなかったこと。アンチに転じた現役作家が、いま語り尽くす!村上春樹の何が「劣化」しているのか?
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収録内容
1 | 序にかえて―村上春樹と僕 |
2 | 第1章 純真さと性的放縦(永遠にピュアな少年少女たち |
3 | エクスキューズとしての性的放縦 ほか) |
4 | 第2章 当事者であることを回避する人々(定型句「やれやれ」の興亡 |
5 | ネガティブな感情に対する障壁とエゴイズム ほか) |
6 | 第3章 性と「萌え」をめぐって(反復される「遠隔性交」のモチーフ |
7 | セルフポルノ化する性描写 ほか) |
8 | 第4章 駆動するオポチュニズム(複雑さと恣意性の間に |
9 | 事実を無制限に多層化する伝家の宝刀 ほか) |
10 | 終章 人はなぜ村上春樹を求めるのか |
11 | 巻末資料 村上春樹全長編小説概観 |