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商品説明
京都学派は西田幾多郎を筆頭とする哲学者らだけのものではない。狩野直喜らの東洋学、吉川幸次郎、桑原武夫らによる文学研究、今西錦司の人類学などさまざまな学統を生み出した。本書が酔故伝と銘打たれているように酒の力があり、三高の気風があり、東洋と西洋の異質性にとらわれない「文」を尊ぶ空気がずっとあった。今日において学問とは何か、大学はどうあるべきかを改めて考えさせる一冊。立本成文氏による跋を収録。
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収録内容
1 | 第1部 實事求是―文学研究の京都学派(實事求是とは |
2 | 一次資料を読みきる―實事求是の核心 |
3 | 学風の啓蒙―内から外へ |
4 | 深瀬基寛と学統 |
5 | 今西学の登場) |
6 | 第2部 第二期の特徴(ヨコ社会―第二期の土壌 |
7 | 教養主義―ヨコ社会の理念 |
8 | 独自なもの |
9 | 第二期と出版社 |
10 | 学風の見取り図 |
11 | 第二期の事柄) |
12 | 第3部 京都学派人物列伝(第二期を率いた三巨頭 |
13 | 第二期人物列伝 |
14 | 草創期の三傑) |