著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
天皇の代替わりごとに占いで選ばれ、伊勢神宮に仕える未婚の皇女―それが斎王であり、その住まいが斎宮である。飛鳥時代から鎌倉時代まで六六〇年にわたって続いた斎宮を、あらゆる角度から紹介し、斎王一人一人の素顔に迫る。『伊勢物語』のモデルとなった斎王、皇后となり怨霊となった斎王、悲恋に泣いた斎王...彼女たちは都を離れた伊勢で何を祈り、何を思って人生を送ったのか。古代史の新たな姿が浮かびあがる。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 そもそも斎王とは、斎宮とは(斎王と斎宮の特質 |
2 | 斎王の伝説をめぐって ほか) |
3 | 第2章 七人のプリンセス(大来皇女(六六一‐七〇二)―最初の人 |
4 | 井上内親王(七一七‐七七五)―忘れられない人 ほか) |
5 | 第3章 斎宮年代記(六九八年―当耆皇女、伊勢斎宮に向かう |
6 | 七八四年?―斎宮に古代都市完成する ほか) |
7 | 第4章 斎宮の諸相―いつきのみやをめぐるあれこれ(斎宮は「国家機関」 |
8 | 斎宮跡の文字資料 ほか) |
9 | 第5章 斎宮とは何だったのだろう(斎王と斎宮の特質ふたたび―『日本書紀』の視線、伊勢の視線 |
10 | 斎王制度の確立ふたたび―その存在意義 ほか) |