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商品説明
「私は経済学者として半世紀を生きてきた。本来は人間の幸せに貢献するはずの経済学が、実はマイナスの役割しか果たしてこなかったのではないかと思うに至り、がく然とした。経済学は、人間を考えるところから始めなければいけない。そう確信するようになった」―。弱者への思いから新古典派経済学に反旗を翻し、人間の幸福とは何かを追求し続けた、行動する経済学者の唯一の自伝。
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収録内容
1 | 第1部 私の履歴書(経済学者―人間回復、考える時に |
2 | 米子生まれ―教育・医療を尊ぶ風土 |
3 | 一家上京―父が商売失敗、苦境に |
4 | 一中の自由―高度な数学、熱中する |
5 | 勤労動員―作業抜け出し川遊び ほか) |
6 | 第2部 人間と経済学(混迷する近代経済学の課題 |
7 | 拡大する新たな不均衡―短期的危機回避も限界 |
8 | 現実から遊離した新古典派―偏向した命題を導く |
9 | ヴェブレンとケインズ経済学 |
10 | 戦後経済学の発展 ほか) |