本/雑誌
アメリカを探る 自然と作為
斎藤眞/〔著〕 古矢旬/監修 久保文明/監修
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発売日 | 2017年10月発売 |
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商品説明
アメリカ研究の第一人者がみずから編みながら遺された論集を、ここにおくる。プリマス植民地をはじめ、アメリカ建国前後の政治と宗教(制度としての政教分離と国民の心情としての政教融合)の実態からアメリカの根っこを描き、その水脈がその後の外交・戦争・大統領・議会などにどう現れてくるかが明らかになっている。転換期を迎えたアメリカを知るために、なにより建国以来現在までを貫くアメリカを理解するために、さらにアメリカの「反知性主義」の一端を学ぶために、高い学術レベルを保ちながら全体を見据えて研究してきた著者の12章の遺稿は、この国の今後のアメリカ研究にとって不可欠なものであろう。また、巻末の2編「草創期アメリカ研究の目的意識―新渡戸稲造と「米国研究」」および「日本におけるアメリカ研究―その歴史と今後の課題」は、学問・文化レベルでの日米関係史を描いた、きわめて貴重な資料でもある。
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収録内容
1 | 1(契約による社会形成 |
2 | アメリカ革命と宗教―文化的多元性・政教分離・統合 |
3 | 制度的政教分離と心情的政教融合―一八世紀後半アメリカ社会における政教関係 |
4 | 政治構造と政教分離―イギリス“複合”帝国とアメリカ諸植民地) |
5 | 2(建国期アメリカの防衛思想 |
6 | アメリカ外交の原型―建国期アメリカの対外意識 |
7 | 第一次大戦とアメリカ社会―素描) |
8 | 3(アメリカ大統領職の変質 素描(1)組織化と個人化 |
9 | ポストモダンの大統領の登場?―アメリカ大統領職の変容 |
10 | 『アメリカの対外政策決定と議会』序論) |
11 | 4(草創期アメリカ研究の目的意識―新渡戸稲造と「米国研究」 |
12 | 日本におけるアメリカ研究―その歴史と今後の課題) |