著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
「よい/悪い」に客観的な基準はあるか?人工知能は人間と同じように思考することができるのか?言葉の「意味」とはいったい何か?「知っている」とはどういうことか?そのための条件が不可避的にはらむパラドックスとは―「価値」「人工知能」「意味」「知識」をめぐる問いは現代哲学の超難問だ。もしも、ソクラテスとその素晴らしい仲間たちが今に甦って、こうした問いをめぐり侃侃諤諤議論を始めたら、どのような「対話篇」が生まれるだろうか。甦った古代の賢人たちが哲学的難問をめぐり繰り広げる知の饗宴。
関連記事
収録内容
1 | 序 台所の言葉で語る哲学 |
2 | アガトン―あるいは嗜好と価値について(アポロドロスの話 |
3 | 議論のはじまり ほか) |
4 | ケベス―あるいはAIの臨界(発端 |
5 | ソクラテス登場 ほか) |
6 | 意味と経験―テアイテトス異稿(言葉の理解のために必要な経験とは何か |
7 | 意味は経験できるか ほか) |
8 | 偽テアイテトス―あるいは知識のパラドックス(「この文が真であることをだれも知らない」 |
9 | 「自己言及」が問題ではないし、また、それを避けることもできない ほか) |
close