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商品説明
民俗学や植物学をはじめ、南方熊楠が渉猟した学問領域は多岐にわたり、その足跡は広く深く展開している。説話学においても、南方熊楠の博学は、高木敏雄や柳田國男をリードする役割をもった。けれども南方の説話学は、彼らや芳賀矢一など、その後の学界の主流とは別の方向をめざし、別の視野を拓いている。膨大な遺存資料のなかに、南方説話学の可能性をとらえる。
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収録内容
1 | 1 南方熊楠の生涯(南方熊楠の虚像と実像 |
2 | 生い立ち ほか) |
3 | 2 南方熊楠の学問(南方熊楠の学問観 |
4 | 南方熊楠と、その学問に対する評価 ほか) |
5 | 3 日本における説話学の勃興と南方熊楠(説話とは |
6 | 日本における説話学の黎明 ほか) |
7 | 4 南方熊楠の説話学と、その可能性(高木敏雄と南方熊楠の衝突 |
8 | 南方熊楠の説話学の研究方法 ほか) |
9 | 5 南方熊楠旧資料の価値―説話研究の側から(遺された蔵書と自筆資料の足跡 |
10 | 南方熊楠本人さえ読めない文字を読み解く ほか) |
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