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商品説明
竜の口の奇瑞は天変地夭ではない。出現した「月天子」は「人」。最蓮房は日興上人の佐渡期の異名。佐渡流罪中、最蓮房は佐渡と駿河を往還していた。「諸法実相抄」の「錯簡」とされてきた箇所は、真実の対告衆を示す。阿仏房の享年は四十歳前後。順徳上皇供奉の侍とする説はまったくの虚妄。阿仏房は佐渡土着の「いびす」。
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収録内容
1 | 第1章 勧持品二十行の偈の身読(竜の口の法難と「光物」 |
2 | 右往左往する鎌倉幕府) |
3 | 第2章 最蓮房の虚像と実像(歳月とともに醸成された最蓮房の虚像 |
4 | 誤った伝承に基づき「諸法実相抄」の一部を削除 |
5 | 最蓮房こと日興上人の佐渡期の戦い ほか) |
6 | 第3章 阿仏房の虚像と実像(阿仏房の真の姿 |
7 | 作られてきた阿仏房伝 |
8 | 「阿仏房御書」の御執筆年について ほか) |