本/雑誌
ゲオルク・トラークル 生の断崖を歩んだ詩人 / 原タイトル:GEORG TRAKL.
リューディガー・ゲルナー/著 中村朝子/訳
3740円
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発売日 | 2017年11月発売 |
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商品説明
暗い時代に生き、生の深淵からの叫びをうたった詩人の魂の軌跡。第一次世界大戦に向かう旧世界ヨーロッパの没落のただ中を生き、罪の意識に苦悩し、存在することの痛みをうたった詩人トラークル。言葉の音楽的な響き、独特な色彩にいろどられた幻覚、救済を求める絶望的な叫び。その作品と生涯を自在に行き来しながら、リルケやヴィトゲンシュタインを驚嘆させ、ハイデガーを深い哲学的思索に誘ったその詩作の真髄に迫る第一級の評伝。
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収録内容
1 | 三和音で響く序 |
2 | 1 終局的な始まり―『一九〇九年集』 |
3 | 2 「酩酊の中でお前はすべてを理解する」―トラークルの有毒な創作 |
4 | 3 境界を越える試み―ウィーン・インスブルック・ヴェニス・ベルリンそれとも至る所がザルツブルクなのか |
5 | 4 一九一三年『詩集』 |
6 | 5 詩的な色彩世界あるいは(詩の)「わたし」の問題 |
7 | 6 死に向かって詩作する。一つの自画像と「死んでいく者たちとの出会い」 |
8 | 7 『夢のなかのセバスティアン』あるいは「悪の変容」 |
9 | 8 「塀に沿って」。詩に描かれた世界の終末の様相 |
10 | 9 生まれぬもののなかで後生に生き続ける |