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商品説明
するどく時代を切り取る芥川賞作家が綴る、ありふれた日々の暮らしにスパイスを振りかける珠玉のエッセイ69選。
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収録内容
1 | 1章 披露宴2次会、新婦がひとりスマホに見入る。(披露宴2次会、新婦がひとりスマホに見入る。 |
2 | リアルに愛想笑いして、ネットで本音をぶちまける小心。 ほか) |
3 | 2章 マドリードでもバンコクでも東京でも、同じシャツを着ているって、世界中どうかしている。(マドリードでもバンコクでも東京でも、同じシャツを着ているって、世界中どうかしている。 |
4 | 今朝、袖を通したジャケットは、見えない場所から脱兎のごとくやってきた。 ほか) |
5 | 3章 公衆電話ってなんですか、と二十歳の女子が真顔できく。(公衆電話ってなんですか、と二十歳の女子が真顔できく。 |
6 | 電子手帳にはスケジュールがあるが、手書きの手帳には物語がある。 ほか) |
7 | 4章 昼下がりの駅からのどかさがなくなり、傘を素振りするゴルフおやじも消えたこの頃。(昼下がりの駅からのどかさがなくなり、傘を素振りするゴルフおやじも消えたこの頃。 |
8 | もう一度、むせかえる花の匂いに狂いたい中年男の「生き直し」。 ほか) |
9 | 5章 人混みが嫌いだといいつつ、群れのなかに加わる安心感。(人混みが嫌いだといいつつ、群れのなかに加わる安心感。 |
10 | 夕暮れ、赤いバラは黒ずみ、木々の緑は踊りだす。 ほか) |
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