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商品説明
歴史に名をのこす英雄、源義経とその叔父為朝。だが確実な史料は少なく、膨大な「英雄伝説」のみが流布する。とくに義経伝説は主に北海道へ、為朝伝説は琉球へと広まり、彼らの像は大陸の覇者や王朝の始祖的存在へと飛躍を遂げる。なぜそうなったのか?二人の伝説を通して北と南から「日本史」を読み解く、刺激的な一書。
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収録内容
1 | 第1部 英雄伝説はどのように生まれたか―北と南の中世(北の義経伝説―東北から蝦夷地へ |
2 | 南の為朝伝説―南九州から琉球へ) |
3 | 第2部 英雄伝説はどのように広がったか―近世の変容(海を越える義経伝説―蝦夷地から大陸へ |
4 | 浸透する為朝伝説―琉球王朝の祖として) |
5 | 第3部 「史実」化していく伝説―帝国の「英雄」(義経伝説の飛躍―北海道開拓史のなかで |
6 | 為朝伝説の完成―日本化の根拠に |
7 | 伝説の領域―北と南の相似性) |