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商品説明
人間の精神は思想・学問・制度・権力にとりまかれてきた。そこから社会制度や医療現場が形づくられるとして、そこで人間と「狂気」とはどのように取り扱われているのだろうか。歴史を透徹したまなざしでとらえかえし、人間の精神と社会との関係を、未来にまで射程をひろげながら思考する。
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収録内容
1 | 1(精神衛生の体制の精神史―一九六九年をめぐって) |
2 | 2(過渡期の精神 |
3 | 狂気の哲学史へ向けて―行動の狂気と自閉症・発達障害・精神病圏 |
4 | 精神と心理の統治) |
5 | 3(人格障害のスペクトラム化 |
6 | 自閉症のリトルネロへ向けて) |
7 | 4(自殺と狂気―リベラリズムとモラリズムにおける |
8 | 狂気を経験する勇気―木村敏の離人症論に寄せて) |
9 | 5(精神病理をめぐる現代思想運動史) |
10 | あとがきに代えて―狂気の真理への勇気 |