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商品説明
摂関政治の成立・展開にいて、后の権限はどのように変化したのか。内裏後宮という場所と、そこで行われた儀式を切り口に、后の立場と役割を明らかにする。王権と密接に関わり母后が権力を握るようになるのは、天皇の日常的後見と大きく関係し、ミウチ意識が醸成されたことによる。摂関政治の原動力となった后の分析から、社会構造を捉え直す。
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収録内容
1 | 序章 后研究の課題と本書の研究視角 |
2 | 第1章 母后の内裏居住と王権―平安時代前期・中期を中心に |
3 | 第2章 摂関最盛期における王権構成員居住法の考察―道長の後宮政策とその限界 |
4 | 第3章 常寧殿と后の宮 |
5 | 第4章 中宮大饗と拝礼―男性官人と后 |
6 | 第5章 女房女官饗禄―女性官人と后 |
7 | 終章 王権の中の后と后の宮―まとめと展望 |