本/雑誌
21世紀のソシュール
松澤和宏/編 松澤和宏/〔ほか〕執筆
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発売日 | 2018年01月発売 |
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商品説明
ラング/パロール、シニフィアン/シニフィエ、“言語論的転回”...フランス現代思想の潮流とともに喧伝された「ソシュールの思想」とは、膨大な草稿を残した言語学者の企図にかなっていたのだろうか。言語によって世界を整理区分するのではなく、むしろどこまでも曖昧になってしまうことに遅疑逡巡するソシュールが浮かび上がってくる。
関連記事
収録内容
1 | ソシュール、『一般言語学講義』、一般言語学講義(ダニエル・ガンバララ) |
2 | ソシュールと『一般言語学講義』について(加賀野井秀一) |
3 | 言語の性質をめぐるソシュールの逡巡(ルイ・ド・ソシュール) |
4 | ソシュール的恣意性の深淵とラングの言語学(松澤和宏) |
5 | ソシュールの一句をめぐって―“一般言語学”と『一般言語学講義』の問題(野村英夫) |
6 | 記号と概念―現象学的認知主義からのソシュールの『一般言語学講義』の考察(宮原勇) |
7 | ソシュールと比較言語学(吉田和彦) |
8 | ソシュールの伝説・神話研究(金澤忠信) |
9 | アウグスティヌスとソシュール―言語記号の源泉と樹立(須藤英幸) |
10 | “arbitraire”は「恣意的」か:予備的考察(小野文) |
11 | ソシュールからパンヴェニストへ―ラングとエクリチュール(イレーヌ・フノリオ) |
12 | 認知文法からみたソシュール―「記号体系としての言語」の系譜(野村益寛) |
13 | 意味と意義―ソシュールと現代哲学(中田光雄) |
14 | 差延、あるいは差異の亡霊―ジャック・デリダによるソシュール再論(宮崎裕助) |
15 | 20世紀日本語研究と記号の恣意性(釘貫亨) |
16 | ソシュールと国語学―主観性概念の系譜と可能性をめぐって(阿部宏) |