本/雑誌
復興に抗する 地域開発の経験と東日本大震災後の日本
中田英樹/編 高村竜平/編
2860円
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発売日 | 2018年02月発売 |
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商品説明
二〇一一年三月一一日、東日本大震災で大切なものの多くが消え去り、復興がはじまった。だが、その道はひとつではない。無数の異なる被害に対応する人びとの営みは、復興という名の開発の波に乗るかにみえて実は抗していたり、ことなるかたちの復興を目指していたりする。また「被災地」とされる地域のことが、震災のみによって語られてはならないし、「被災地」とされない地域のことを、震災と切り離して語ることもできない。本書では、震災前からの戦後開発の歴史的経験と、それを背負った人びとの生活という視点から、復興とは何かを問い、その先の未来を考えてみたい。
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収録内容
1 | 序章 地域固有の生活史から描く開発・被災・復興 |
2 | 第1章 ここはここのやり方しかない―陸前高田市「広田湾問題」をめぐる人びとの記憶 |
3 | 第2章 原発推進か、反対かではない選択―高知県窪川におけるほ場整備事業から考える |
4 | 第3章 福島復興に従事する地元青年にとっての故郷再生 |
5 | 第4章 「風評被害」の加害者たち |
6 | 第5章 被災地ならざる被災地―秋田県大館市・小坂町の三・一一 |
7 | 第6章 中心のなかの辺境―埼玉県越谷市の三・一一 |
8 | 終章 「復興に抗する」経験を生きる |