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商品説明
近年、世界中で新発見が相次ぎ、進化生物学界で論文が急増中のテーマ「性的対立」。この分野の国内第一人者である昆虫学者が、四半世紀以上の長きにわたる自身の研究成果を紹介しながら、進化生物学の初歩から驚きの最新知見までを明らかにする。より多くの精子をより効率的にばら撒きたいオスと、より質の良い精子を厳選したいメス。そんな繁殖戦略の違いによって生じる「性的対立」と「対抗進化」の世界を、著者は昆虫学の目で問い直す。受精、つまり“愛の成就”に最も重要な決まり手とは何か。われわれ人類の求愛行動への示唆にも富んだ、目から鱗が落ちる一冊。
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収録内容
1 | 第1章 ドーパミンが生き方と求愛を決める |
2 | 第2章 がんばるオス |
3 | 第3章 オスががんばるとメスはどうなってしまうのか? |
4 | 第4章 そして「性的対立」が生じる |
5 | 第5章 愛の最終決定権を握っているのはメスである |
6 | 第6章 愛はタイミングで決まる |
7 | 第7章 オスとメスの決別 |
8 | 終章 性的対立とは何か? |