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商品説明
「大逆事件」で検挙され、獄中死した僧侶・峯尾節堂(一八八五‐一九一九年)。社会主義に近づいただけで、死刑判決(後に無期懲役)を受けた青年僧の生と死を、新資料や丹念な取材によって鋭く描き出す。近代日本最大の思想弾圧事件に飲み込まれた彼の生と死を、「共謀罪」が成立した現代に問う。
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収録内容
1 | 第1章 節堂の妻を探して(阪松原の静けさ |
2 | 「ノブ」を追って ほか) |
3 | 第2章 挫折と懊悩(父・徳三郎 |
4 | 出家 ほか) |
5 | 第3章 無から有―「大逆事件」(位牌焼却事件 |
6 | 見つかった論稿 ほか) |
7 | 第4章 切捨てられた若き僧侶(闇の中の公判 |
8 | 思想が犯罪 ほか) |
9 | 第5章 後に託した節堂の思い(ノブヱのその後 |
10 | 大石観の悲哀 ほか) |