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商品説明
領域支配を目指す戦国大名と、自立志向を強める村落との関係は、この時代を解明する重要課題である。近世への連続を重視する移行期村落論を経て、地域間の特性に注目する研究が盛んに行なわれている。二項対立図式ではなく、双方向的回路の視角から、北条氏の郷村支配と浅井氏支配下の近江菅浦を題材に、大名権力と村落構造の実態を浮き彫りにする。
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収録内容
1 | 研究史の整理と本書の課題 |
2 | 第1部 戦国大名北条氏と村落(戦国大名北条氏の西浦地域支配―小代官の再検討を手がかりに |
3 | 戦国大名北条氏の郷村支配と「小代官」 |
4 | 戦国大名北条氏の口野地域支配―土豪層代官への視点 |
5 | 戦国大名北条氏の郷村支配と土豪層―「郷請」の実態を考える) |
6 | 第2部 戦国期の菅浦と領主支配(戦国期菅浦における領主支配の変遷―年貢・公事銭請取状の分析を通じて |
7 | 戦国期における菅浦の借銭問題―天文年間の借銭事例の再検討を中心に |
8 | 戦国大名浅井氏の菅浦支配) |
9 | 総括と展望 |