商品説明
1938年、京都の片隅で、その大学教員は治安維持法違反で逮捕された。クリスチャンながら共産主義を疑われ、特高の取り調べを受ける日々をコミカルに綴った表題作ほか、昭和史の核心を突くエッセイ群を収録。共謀罪成立の数年後を予兆する名著の新編。
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収録内容
1 | 1 灰色のユーモア(とうとうやってきた |
2 | 留置場というところ |
3 | 治安維持法違反? ほか) |
4 | 2 私の昭和史(昭和初期の政治風景―山本宣治と水谷長三郎 |
5 | 『世界文化』とトーマス・マン |
6 | 太平洋戦争下の抵抗―明石順三の『灯台社』を中心に ほか) |
7 | 3 スケッチ風の自叙伝(父と子 |
8 | 私にとってのキリスト教 |
9 | 入学・落第・特別及第 ほか) |
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