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商品説明
世界の無秩序化が進み、日本も方向を見失っている今、わたしたちは、「保守とは何か」を確認する必要に迫られている。改めて、成熟した保守思想の意味を問い直し、その深みを味わいのある文章で著したのが本書だ。「保守主義は政治の一部エリートのものではない。それは自国の伝統にある上質なものへの敬意と、それを守る日常的な営みによって支えられる」と、著者は述べる。本書が見せる保守思想へのまなざしは、ときに厳しくもまた柔軟で人間味豊かだ。
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収録内容
1 | 巻頭二論(無秩序化する世界のなかで「保守思想」とは何か |
2 | 「近代日本のディレンマ」を忘れた「現代日本の楽園」) |
3 | 第1章 価値の喪失(革命幻想の末路 |
4 | 「あの戦争」は風化していない ほか) |
5 | 第2章 意味ある生とは何か(「働くこと」の再構築 |
6 | 反核国家の「資格」 ほか) |
7 | 第3章 歴史について(回帰する歴史と漂流する歴史観 |
8 | ポツダム宣言の呪縛 ほか) |
9 | 第4章 国民国家のために(欲望と暴力の支配する世界 |
10 | 傷ついたヨーロッパ ほか) |