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商品説明
従来の議論において注目されてきた「財産的損害」は、はたして、詐欺罪成立の決定的メルクマールなのか。理論の再構築と具体的な事案へのあてはめを通して、詐欺罪の保護法益とは何かを問い直す、注目の一冊。
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収録内容
1 | 第1部 詐欺罪の保護法益と欺罔概念の関係(「欺罔」概念をめぐる理論状況 |
2 | 詐欺罪の歴史的展開 |
3 | 「欺罔」の体系的位置づけ |
4 | 「欺罔」と詐欺罪の保護法益との関係 |
5 | 保護法益としての「財産」 |
6 | 詐欺罪の保護法益と欺罔概念の再構成) |
7 | 第2部 詐欺罪における「欺罔」と「財産的損害」をめぐる考察(「財産的損害」概念再考―損害概念の多義性と中間結果としての錯誤に着目して |
8 | 詐欺罪における欺罔概念と判例理論の関係性) |