商品説明
胃痛に苦しみながらも、油っこい料理を好んだ漱石、煎餅に柿十個、うどん八杯を一度に食べた「食欲の鬼」子規、泉鏡花邸で供される極上のほうじ茶、お汁粉を愛した芥川龍之介...。作品からはうかがい知れない食いしん坊文子たちの生身の食欲を、家族、友人、弟子たちが愛惜を込めて綴る。食の雑誌から丹念に収集した二十七のエッセイ。
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収録内容
1 | 父の食膳(森於菟) |
2 | 子規と漱石と(夏目伸六) |
3 | 食いしんぼう“子規”(和田茂樹) |
4 | 父の好物(夏目伸六) |
5 | 一匙の葡萄酒(夏目伸六) |
6 | 祖父・漱石の食卓(半藤末利子) |
7 | 蝦の天麩羅(夏目伸六) |
8 | 豊隆さんと岩波さん(夏目伸六) |
9 | 父・小波の食べもの(巖谷大四) |
10 | 食いしん坊(小島政二郎)〔ほか〕 |
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