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商品説明
幕末・明治維新からの日本近代化の歩みは、戦争の歴史でもあった。日本民族は世界一優秀だという驕りのもと、無能・無責任なエリートが戦争につきすすみ、メディアはそれを煽り、国民は熱狂した。過ちを繰り返さないために、私たちは歴史に何を学ぶべきなのか。「コチコチの愛国者ほど国を害する者はいない」「戦争の恐ろしさの本質は、非人間的になっていることに気付かないことにある」「日本人は歴史に対する責任というものを持たない民族」―八〇冊以上の著作から厳選した半藤日本史のエッセンス。
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収録内容
1 | 第1章 幕末・維新・明治をながめて(江戸時代まであった、島国に生きる知恵 |
2 | 幕末期日本人の天皇観 ほか) |
3 | 第2章 大正・昭和前期を見つめて(石橋湛山、大正十年の社説 |
4 | 母と、大正十二年の関東大震災 ほか) |
5 | 第3章 戦争の時代を生きて(真珠湾攻撃大成功の報せを受けて |
6 | 私の親父は“へん”だった ほか) |
7 | 第4章 戦後を歩んで(戦後がはじまったとき |
8 | 遮蔽幕がとれて ほか) |
9 | 第5章 じっさい見たこと、聞いたこと(東京裁判を見に行った |
10 | 陸海軍省がなくなってもなお ほか) |
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