本/雑誌
二葉亭四迷 新装版 (Century Books 人と作品)
小倉脩三/著 福田清人/編
1320円
ポイント | 1% (13p) |
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発売日 | 2018年04月発売 |
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商品説明
二葉亭が自らに「くたばってしまえ」と言い放って、ペンネームを「二葉亭四迷」とした、という話はよく知られている。自分が文学者であることを何よりも嫌悪し、幾度か文学を放棄した。しかし、そのようにして書かれた彼の創作、翻訳、評論が、近代日本文学確立のために果たした役割は非常に大きい。また、『浮雲』『其面影』『平凡』等、数少ない彼の小説は、今なお色あせることなく我々に感動を与えるが、その背後には、明治の知識人としての彼の深い人間的苦悩があった。若くして、政治・外交官を志してロシア語を学び、大陸へ渡ること二たび、志のとげられぬままついに旅先で病を得てシンガポールのベンガル洋上で四十六歳の生涯を閉じる。その波瀾多い苦難の生涯は、単に文学者という域にとどまらず、いわば明治という近代文明黎明期の一先駆者の人間記録としても、万人の胸をうつものである。
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収録内容
1 | 第1編 二葉亭四迷の生涯(文学への眼覚め |
2 | 野心と絶望 |
3 | 青春彷徨 |
4 | 生活の嵐の中で |
5 | 父の死 ほか) |
6 | 第2編 作品と解説(浮雲 |
7 | 其面影 |
8 | 平凡 |
9 | 翻訳および文学論 |
10 | むすび) |