著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
文芸誌「文藝」の復刊と新人発掘のための「文藝賞」創設に尽力し、気鋭の戦後派作家たちを次々と世に送り出した編集者・坂本一亀。青春時代に体験した戦争を激しく憎悪し、妥協なき精神で作家と文学に対峙した坂本が、戦後の日本に問うたものとは何だったのか?新しい文学の胎動に寄り添い、“戦後”という時代を作った編集者の類まれなる軌跡に迫る、評伝の決定版。
関連記事
収録内容
1 | 戦地からの生還、河出書房入社 |
2 | 野間宏『青年の環』と『真空地帯』 |
3 | 椎名麟三『永遠なる序章』 |
4 | 三島由紀夫『仮面の告白』 |
5 | 中村真一郎『シオンの娘等』など『死の影の下に』連作 |
6 | 埴谷雄高、武田泰淳、梅崎春生、船山馨など |
7 | 推理小説と水上勉の登場 |
8 | 小田実『何でも見てやろう』 |
9 | 「文藝」復刊と「文藝」新人の会 |
10 | 高橋和巳、真継伸彦など |
11 | 山崎正和、井上光晴など |
12 | 黒井千次、丸谷才一など |
13 | 平野謙『文藝時評』、いいだ・もも、辻邦生など |
14 | 野間宏『青年の環』完結、高橋和巳の死 |
15 | 構想社設立と引退、島尾敏雄の死 |