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商品説明
1910年から1945年まで、帝国日本の植民地となった朝鮮。その統治は、政治的には弾圧、経済的には搾取・貧困化という言葉で語られてきた。日本による統治に多くの問題があったことは確かである。だが、それは果たして「収奪」一色だったのか。その後の韓国の発展、北朝鮮の社会主義による国家建設と繋がりはないのか―。本書は、論点を経済に絞り、実証主義に徹し、日本統治時代の朝鮮の実態と変容を描く。
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収録内容
1 | 序章 韓国併合時―一九一〇年代初期の状態とは |
2 | 第1章 日本の統治政策―財政の視点から |
3 | 第2章 近代産業の発展―非農業への急速な移行 |
4 | 第3章 「貧困化」説の検証 |
5 | 第4章 戦時経済の急展開―日中戦争から帝国崩壊まで |
6 | 第5章 北朝鮮・韓国への継承―帝国の遺産 |
7 | 終章 朝鮮統治から日本は何を得たのか |