著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
法律で読み書きが禁止されていた奴隷制以来、アフリカン・アメリカンにとって識字を得ることは自由と同義だった―。南北戦争前夜と一九三〇年代の奴隷体験記を歴史的・社会的に読み解き、二十世紀後半のアフリカン・アメリカンの文学をたどって、声と文字の緊張関係から文学の可能性を問う。
関連記事
収録内容
1 | 第1部 声から文字へ(十九世紀の奴隷体験記(読み書き禁止法というトラウマ |
2 | 演説が活字になる過程 ほか) |
3 | 二十世紀の連邦作家計画スレイヴ・ナラティヴ(ニューディール政策による連邦作家計画 |
4 | ガイドブック ほか)) |
5 | 第2部 文字から声へ(ラルフ・エリスンとヴァナキュラーな声(十九世紀奴隷体験記と『見えない人間』 |
6 | リテラシーと自由の神話 ほか) |
7 | アーネスト・J.ゲインズと復活した奴隷たちの声(新・奴隷体験記 |
8 | 再燃した奴隷体験記の代筆の問題 ほか) |
9 | トニ・モリスン作品の声と文字の問題(『ソロモンの歌』の奇妙な名前をめぐる描写 |
10 | ユニークな名前に隠された意味 ほか)) |