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商品説明
保育は子どもとの関係によって成り立つ営みである。従来の保育学は、子どもと距離を置いた「客観的」な立場からの研究が主流であり、この「関係性」に主眼を置いた研究は十分にはされてこなかった。そこで本書では、「子どもと出会う」ことを軸に、倉橋惣三・津守眞らの保育思想研究、具体的な事例研究やその方法論などから、保育という営みを捉える新たな保育学のあり方を提示する。
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収録内容
1 | 子どもたちとの出会いのなかで |
2 | 第1部 倉橋惣三の保育思想(倉橋惣三の保育者論―小説「夏子」から読み解く |
3 | 子どもの心へのアプローチ―倉橋惣三における「保育の心理学」) |
4 | 第2部 保育者の省察(保育者の省察とその過程―津守眞の保育思想 |
5 | 保育者として生きるということ―津守房江の保育思想と解釈の方法論) |
6 | 第3部 保育における事例研究の方法論(保育における事例研究のために―保育の関係性を理解する出発点 |
7 | 子どもと出会う事例研究の方法論―保育事例の選択・記述・解釈をめぐって) |
8 | 第4部 保育的関係の展開(見えないものが心をつなぐ―遊びのなかのイメージと関係の展開 |
9 | 絵本を通して子どもとかかわること―相互的な意味の創造 |
10 | 園庭のコロンブスたち―ランゲフェルドの臨床教育学とお話づくりの体験 |
11 | 去りぎわが生まれるとき―保育における出会いと別れ) |