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商品説明
マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』に登場する語り手の「父親」は、作品創造に対して如何なる役割を担っていたのか―プルーストのエクリチュールに隠された登場人物たちのユダヤ性、母親と語り手の関係、旧約聖書の「アブラハム」に喩えられた父親の仕草が示す意味を読み解く!フロイトとは異なる視点から、プルーストは父親と語り手の関係を如何に描き、「父親像」をどう捉えていたのか。丁寧なテキスト読解と調査による文芸評論!
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収録内容
1 | 序章(プルーストにおける父親研究の視点 |
2 | 先行研究と本書の視点) |
3 | 第1章 エクリチュールの二重性とユダヤ性(プルーストの父親 |
4 | 父親とアブラハム ほか) |
5 | 第2章 父親の絶対性(父親の「原則(principes)」 |
6 | アブラハムの仕草 ほか) |
7 | 第3章 父と子(「途方もない(extraordinaire)」ものとの遭遇 |
8 | 父親の死 ほか) |