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商品説明
明治維新以降の軍事主導国家への歩みのなかで、その中心に座っていた昭和陸軍とその指導者たち。彼らは多くの錯誤を犯し、国家を存亡の危機に陥れ、敗戦をもって自らを解体に追い込んだ。日中戦争が長期化するなか、1941年12月8日、指導者たちは何の長期的展望もないまま、太平洋戦争をはじめた。3年8カ月続いたこの戦争で、歩兵重視の肉弾攻撃、補給・兵站思想の軽視、意味もなく命じた玉砕と、それらに対する自省のないまま、次々に同じような作戦を命じた指導者たち。彼らの組織体制、人間思想、戦争観はどのようなものであったのか。国内外500人余の関係者への聞き取りに加え、膨大な資料を整理し、愚かな戦争がなぜ行われたのか、その解明に挑む。著者渾身の力作。
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収録内容
1 | 第1部 昭和陸軍前史―建軍からの歴史 |
2 | 第2部 昭和陸軍の興亡(張作霖爆殺事件と関東軍の陰謀 |
3 | 関東軍参謀・石原莞爾と満州事変 |
4 | 満州建国と陸軍軍人の錯誤 |
5 | 皇道派と統制派―二・二六事件の二つの顔 |
6 | 二・二六事件の判決はいかに誘導されたか ほか) |
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